山田錦
やまだにしき山田錦は、日本酒の製造において最も重要な酒造好適米の一つです。兵庫県の農業試験場で1936年に命名され、その後、日本を代表する酒米として認知されています。山田錦は、主に酒造りに適した特性を持っており、高精白が可能な心白を持っています。この特性により、吟醸酒や大吟醸酒の製造に特に重宝されています。
その栽培は非常に難易度が高く、倒伏しやすい性質や低い耐病性が課題とされますが、特に兵庫県三木市や加東市にある特A地区で生産された山田錦は、その品質が最上級とされています。心白が小さく、たんぱく質の含有が少ないため、醸造過程での酒質の向上に寄与し、造り手からも高く評価されています。
山田錦は「酒米の王者」とも称されることがあり、その豊かな香りと味わいは多くの日本酒愛好者に支持されています。日本酒業界における地位は揺るぎなく、特に1980年代から1990年代にかけての吟醸酒ブームで、その名を全国に広めることとなりました。